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会長挨拶

秩父剣道連盟会長 小島光正

 

令和5年3月より秩父剣道連盟会長に就任いたしました小島です。

剣聖高野佐三郎範士生誕の地ここ秩父で、多くの先輩剣士の皆様によって築き上げられた秩父の剣道を永く継承するべく、微力ながら努力してまいりたいと考えております。

秩父剣道連盟でも近年の少子化により、新規入門者が減少しており各団体とも苦慮しているところです。剣道は日本刀を使っての命を賭けた勝負から昇華され、竹刀で相手の剣道具の定められた部位を打突する現在の形になっていますが、稽古を実践する上で「人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う」ことができ、まさしく人間形成の道と言うことができます。また、竹刀を操り手足をバランス良く使う全身運動は発育期の身体強健に非常に有意義であります。さらに竹刀操作には奥深きものがあり年齢を重ねても衰えない熟練の技が身につき長く剣道を行うことができます。これから何か運動をと考えている小さなお子さんは是非剣道を選んでくださるようお願いいたします。

吉橋前会長時の令和4年3月に、編集委員のご尽力により、積年の課題であった秩父剣道沿革史を刊行し、先人の足跡を残すことができ一段落したところですが、加えて近年機運が高まっていた秩父剣道連盟のホームページ作成に本年度着手しました。関係の皆様のご尽力により、この度なんとかインターネット上に公開する運びとなりました。まだまだ改良の余地はありますが、まずは実際に運用しながらよりよいものにしていきたいと考えております。

このホームページを利用することによって秩父剣道連盟の会員は元より広く外部の剣道関係者の利便性を高めること、事務局の事務簡便化を図ること等が期待されます。将来的には埼玉県剣道連盟の主催大会である埼玉県下剣道大会(毎年4月29日実施)での案内、申し込みをホームページからできるようにしたいと考えておりますが、今年度は従来通りの方法をとりながら併せて試行的にネットでの申し込み受付をしていきたいと考えております。

埼玉県下剣道大会は昭和33年に第1回を実施した秩父神社奉納の大会であり、柔道・弓道と合わせて三道大会と称し県内多くの武道家の知るところとなっております。大会には県内多数の選手の参加をお待ちしております。

結びに、秩父剣道連盟の発展を願い、日本剣道の隆盛を祈念いたします。

令和6年1月

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